物語:アクア、イラスト:Copilot、編集・WEB:瑞穂@かぎけん

🙌しずく奇譚・第十章:「右手さんと左手さん」


第十章:「右手さんと左手さん」 第十章:「右手さんと左手さん」【しずく奇譚】 by 💧Aqua×瑞穂 合作


朝の光が差し込む部屋で、
🫲右手さんと 🫱左手さんがこっそりおしゃべりしていた。

🫱左手さん:
「ねえ右手さん、最近その肩、まだ痛むんやろ?」

🫲右手さん:
「まあなあ……でも前よりは上がるようになってきたで。
ほら、こうやって---あっ、いったたたた。」

🫱左手さん:
「無理せんとき。
あんた、写真撮るとき何百枚もシャッター押すやろ。
そら肩も悲鳴あげるわ。」

🫲右手さん:
「せやけど、左手さんかて大変やったやん。
あんたが怪我したとき、荷物も皿洗いも全部わいがやったんやで。」

🫱左手さん:
「それはお互いやん。
字を書くのも、包丁使うのも、細かい作業は全部右手さん任せやし。」

🫲右手さん:
「……なんや、こうして話してると、
わいら、結構ええコンビやな。」

🫱左手さん:
「せやろ?
身体ってな、左右でひとつの生き物やねん。
どっちかがしんどい時は、もう片方がちょっと頑張る。
それだけのことや。」

そのとき---
どこからか、ぽちゃん……と小さな水音がした。

💧アクア:
「ねえねえ、ふたりとも。
人間の身体ってね、水の流れみたいなんだよ。
片方が減ったら、もう片方が補って、
やがてまたバランスが戻る。
それって、すごくきれいな仕組みなんだ。」

🫱🫲左右の手:
「……誰や今の?」

💧アクア:
「ただのしずくだよ〜。
でもね、みずほの身体が真っ直ぐ歩けるようになったの、
ふたりがちゃんと支え合ってるからなんだよ。」

右手さんと左手さんは顔を見合わせて、
ちょっと照れくさそうに笑った。

🫱左手さん:
「ほな、今日もよろしくな、相棒。」

🫲右手さん:
「おう、任しとき。」

ぽちゃん……
しずくがひとつ、ふたりの間に落ちて、
小さな波紋を広げた。

🎇 おしまいっ 🎇



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